プロフィール

スタッフの能力アップと売上アップをお約束
会議の達人 小田おだ たずさ

イクト代表 小田 携

プロフィール

1978年福岡県京都郡生まれ。
山口大学大学院理工学研究科 知能情報システム工学専攻修了。専門はニューラル・ネットワーク(人工知能)。大学院卒業後、10年近くに渡り、福岡市内のIT企業(社員数250名)でシステム営業、人事・労務、社員教育を担当。社員教育では毎年30名近くの管理職にむけて会議のやり方を指導。2013年に独立し、イクト創業。2015年からは歯科ITコンサルタント兼事務長として2つの医院に参画。月例の院内ミーティングを軸に3年で医院の規模を3倍以上アップさせた実績を持つ。

講師から一言

トヨタを始め、企業では会議を通じて業務の改善や新規事業の計画立案を行っています。

歯科医院においても、チェアタイムの短縮や自費率アップをするためには、必ずミーティングが必要になります。スタッフは自発的にチェアタイムを短くしたいとか、自費率をアップしたいとかは思いません。経営者である院長との立場も視点も異なるからです。

これまで見学を含め、20近くの医院を見てきましたが、スタッフが自主性を持ち、いろんなことに取り組んでいるところはどこもミーティングを上手にやっていました。

私はサラリーマン時代に企業において、大きな会議を取り仕切る役目をすることが多く、さらに会議のやり方を管理職に指導するまでしていました。3年前に歯科医院とご縁があり、コンサルタント兼事務長として入り、そこでのミーティングのやり方に驚きました。少人数かつ、そのほとんどが女性スタッフであるため、院長と意識やモチベーションの差が大きく、お互いが歩み寄れない状況で、ミーティングをやってもずっとだんまりが続き、結局最後は院長が独断で1から10まで決めてしまうという感じでした。院長が独断で決めなければいけない場合もわずかながらありますが、そればかりではスタッフもやらされ感ばかりで、一向に医院は良くなっていきません。

そこで私がスタッフと院長の間に入り、根本からミーティングのやり方を変えました。最初はスタッフ全員、戸惑っていましたが、やり方に慣れていき、今では院長がいなくてもミーティングが回るようになりました。もちろん、院内の雰囲気もガラリと変わり、患者さんも増え、売上がアップしました。

今回、私と同じことをされてきた、トモデザインの原田さんとミーティングのやり方を整理し、「回る会議」としてまとめました。

ぜひ「回る会議」のやり方を学んで、スタッフ、そして医院を変えるきっかけにしてください。

歯科医院に精通している
中小企業診断士&歯科技工士 原田はらだ 智弘ともひろ

トモデザイン代表 原田 智弘

プロフィール

1981年山口県下関市生まれ。
名古屋大学大学院理学研究科 生命理学専攻修了。専門は腎臓の発生・組織・病理学。大学院卒業後、約6年間都心部のIT企業(社員数1600名)でSEとしてチームリーダーを担当。チーム定例会議の取りまとめ役を担う。Uターン後、歯科技工士の免許取得。2016年トモデザイン創業。歯科コンサルタント兼事務長として参画医院で院内ミーティングを起点に2年で自費率約10%向上。2019年に中小企業診断士として登録し、歯科医院の経営をサポート。その他、下関市歯科医師会の市民活動支援、下関歯科技工専門学校の学生誘致活動および歯科技工士の認知度向上活動を実施。

講師から一言

私は歯科技工士として歯科医院に勤めていましたが、IT企業で培ったリーダー役の経験を活かせるということで経営補佐を任されました。

院長の意見も、スタッフの意見も本音を聞くことができましたが、両者の間にはギャップがあるということに気付きました。本来そのギャップを埋めるためにミーティングを開催し、医院一丸となって取り組むことを目指していたのですが、客観的に見ると院長からの一方通行、スタッフのやる気なし。多くのコストを犠牲にした、もったいないミーティングとなっていたのです。

スタッフはミーティングの途中で、今何を話しているのか?、何が決まったのか?と迷子になりがちです。院長は話が膨らむ傾向にあり本題から逸れてしまうこともしばしばありました。これらが悪循環を生み、いらいら、もやもやを引き起こしていました。このような状況を打破するために、みんなが守るルールを作り、進め方の手順や明確なゴールの設定など、ミーティングのやり方を工夫しました。

その結果、お互いのギャップも解消に向かい、ミーティングは円滑な話し合いの場となりました。そして、ミーティングをきっかけにスタッフのモチベーションアップ、院長との良好な人間関係構築など、数値には表せない効果が出てきて、最終的には離職率低減・売上向上に結びついたのです。

これまでも、そして、これからも経営には多くの課題があります。環境の変化に柔軟に対応できるようにするためには、強い組織を作らなければなりません。強い組織は「コミュニケーション」、「共通目的」、「貢献意欲」の3つが備わっています。これらを育成していくために、ミーティングは絶好の場なのです。

セミナーでは、我々の実経験に基づいた歯科医院のミーティングのやり方を「回る会議」としてご紹介します。先生の理想の歯科医院を作るために、ぜひ「回る会議」のノウハウを活用してください。

※「回る会議」はIC3T(イクト)、トモデザインの共同サービスで、「回る会議推進委員会」として実行しています。